がらりとベッドの下からマニキュアボックスを引っ張りだす。そういえばもう前に爪を塗ったときから2週間も経っているんでした。こんな風に私のお洒落はいつも爪が甘い。お洒落さんといわれることを一通りやってはみるけれど、同じようにお洒落の一貫で鬱も…
ごろりと寝転んで「ごめんなさい」と君は言った。 「ごめんなさい、でもわたし、あなたが嫌いなの。心の底から嫌いなの」それからばつが悪そうに口元だけで笑って、「真顔でごめんね、冗談じゃなくてごめん」。 「気にしないでくれ、君が吸う煙草は重くてど…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。