2019-01-01から1年間の記事一覧

無論すこぶる自然な会話について

眉を下げて口角を引き上げて、「かような会話に疑問を抱いたことなど?」という素振りでする天気の話。今日は天気がいいですね、今日は朝から雨ですね、週末寒かったですね、お布団干せない日が続きますね、明日は晴れるらしいですね、来週はまた雨だそうで…

君は聴いていないだろう、わたしは生者だ。

先週はとても充実していた。お盆時は佐渡ヶ島で過ごし15日に帰宅。16日17日はTHE NOVEMBERSを見て、18日はNumberGirlの野音の音漏れを聴きに行った。どの話から始めよう、やっぱり音楽の話からだろうか。 天使のピクニック 最新作ANGELSと初のフルアルバムpi…

夏に祈ってもきらきらしちゃって、これは散り散りの乱反射じゃないの?

遅れてきた梅雨の蒸し暑さにくらっとしていたら「ア」という間に8月も第1週が終わろうとしている。「ア」の間抜けな口のまま、わたしはゆっくり気を違え始めている。夏の宿命だ。 今日までの、この夏の話を少し。 ・団地ばかりの古いニュータウンで眠る 最寄…

僕らが住むこの星は捨てたもんじゃないでしょ?

完全数はお好きですか。わたしは好きです。 完全数は、自身を除く約数の和が自身になる数字のことだ。現在51つが発見されている。 例えば6、6=1+2+3。 例えば28、28=1+2+4+7+14。 その次は496で、その次は……とにかく途方に暮れるような数であることしか覚え…

じっとみつめている

叫びそうになる日がある。頬の周りが固くなって動かない、叫び出したいのに声が出ない、身体は震えてひどく汗ばみ、指先の隅々まで不安が鋭く走って、肌を裂けばようやく叫びになるような、そんな日。 息を呑んでひとつも漏らしたくない日がある。肺に侵入し…

くちびるをみがいて

友人に会うまで時間があると思っていたところ「暇ならどう?」と友人、「ok」とわたし。友人に会い更に友人と合流したのち、友人と友人に笑って手を振って友人に会い、そして友人と別れた。どうにも傷ついたような気持ちになっていたので、「寄り道してから…

だんぼ

ダンボールで指を切った午後、すぱっとした切り口からは血らしい血の気配はない。埃っぽかったので手を洗い木でできた救急箱を開く。そしてダブルのティッシュペーパーで受け止めるようにしながら消毒液を垂らした、久し振りの行為をしていると思った。そし…

安らぎを待って草臥れていこう

これは昨日読んだ本。本屋で見かけて手に取り、最初の段落を読みこれは好みな気がすると詩歌を手に取るように読んだ。 レプリカたちの夜 作者: 一條次郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/01/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る ゆ…

やっぱり、ちがう。ああ、けれども私は

わたしはただ安心がしたいのだ、とぐらぐらの情緒をゆらゆら渡りながら思いついた。もちろん比喩で、現実の行為としてはコピー機を何時間も連続稼働させ、吐き出された紙を数枚まとめて左上にホチキスを打ちこんでいた。 ずっと自分は自分の感情がよくわかっ…

夢も希望も砂まみれ 綺麗に汚れて輝いて

散々話して別れた帰り道、「欲しい物は欲しがらないと」と聡明な彼女からのメッセージ。 そしてわたしはバグを起こす。自分の欲しいものがわからないといって暴れまわる始末。 自分が何を欲しいのかがわからない、だからどうでもいいし、なんにもいらない。…

誰に対して拗ねているのだ

どうにも息苦しさがついて回る、息苦しい。生き苦しい。 わたしはとうに退屈しきっているのだろうと想像はつくのだが、何に退屈したのかって具体に退屈した。どうしてこんなに抽象で息をしようとしてしまうのだろう。 先日、10年前の自分の日記を読む機会が…

君の誇りを汚すものから君を守っていたい

日付が変わってしまったが、25日は友人の誕生日だった。生きていれば28歳。2月の頭、自分の誕生日の前に亡くなった、あれは2016年だったから丸3年以上になったのか。 君の誕生日だなあと思って、そのあと祝えなかった2016年の誕生日のことを思った。四半世紀…

今日もまたビールを

Number Girlが再結成するという。 今日この話題を口にするひとが一体どれだけの人数いるのだろうと思いながら、口を開かずにいられない。 第一報はニュースサイトで見た。 理解ができなかったが涙が出てきて、叫びそうになりながら昼を過ごしていた。 初めて…

Love is in the air

自分の頭がよくないことには薄々気づいていた。 こんな浅ましい話題を口にするのも恥ずかしいのだけれども、気づいてしまったのだからどうしようもない。 ずっと、知恵を以てして知識を束ねるような、それでいてユーモアのあるにんげんになりたいと思ってい…

最高のエンド

移行した あと何回更新できるだろうか、と思いながらはてダに飛んだら書き込みができない。 慌てて通達を見たら、書こうとした日の前日が最後に投稿できるチャンスだったという。 そのまま移行作業をした。 まだ誰も知らないブログ とはいえ、自動転送ができ…

ひがんのはなばな

11月には、年内にはと思いながらも結局年始です。あけましてこんにちは。 望月のコメントに、3日後くらいに気がついて、なんて返そうか考えたまま年を越してしまった。今年も宜しくお願いします。 どうにも、はてダのサービス終了の報がしっくりこない。 更…