2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

数えて二人の愛の死線を

パーマを当て直してきた。くるくるのふわふわでもこもことなった。グランディオーズの呪いこと右目の痛みはおおかた消えていて土曜日はなんだったのだろうかとさえ思った、身体は賢い。わたしとは大違い。 ::: 大アルカナのカードを集めて神経を丁寧に張…

ランコム グランディオーズの呪い

嬉しい夢を見た。あんまりに嬉しいからこれは夢だとわかった。現実がそんなに甘いはずがない、わたしの日々はもう少し苦い。起きてまた落ち込むのは目に見えていたから、少しでも長く眠りたいと念じていた。夢の中で非現実だとわかりながらわたしは喜んでい…

live your life NOW, love NOW, don't wait til you're dead

ひとまず最後だと思って髪を丁寧に乾かした。傷みきっているけれど、ガサツなわたしにしては丁寧に伸ばしたほうだと思う。大切に伸ばしてきたつもりのこれを、明日、切ろうと思って。胸が隠れるくらいまでと何年も挑戦していたけれどいつも少しだけ届かない…

汝、意思あらば、可能ならん

身の回りからひとが欠けてゆくような心地を覚えている、今日は眠る同居人に声を掛けてから家を出た。帰る頃にはもう違う土地での生活を始めようとしているだろう。 出生時のホロスコープによれば、わたしは火と風の要素が少ない。でも唯一ひとつだけ火の要素…

誰かが僕らに嘘をついてもそれもお揃いの嘘だからちゃんとお揃いで騙されていようね

生命、狂人、正気の順だった。生命の大きな流れの柔らかい部分、首筋に添えられる詩人の眼差しの切っ先、当たり前の丸さを当たり前に肯定する深さの恐怖。このひとたちの音楽のなかにうずくまって生きてきた。あらゆるときに聴いていたけれど特定の強いエピ…

新宿ワンマテリアルZ

「ずっといっしょいよ」「今日?」「じゃあきょうから」 ::: 昨日は歌舞伎町でネズミを見ました、3匹がくるくると回りながら食事をしていたのを眺めていたけれど、それなりに往来があるから出たり隠れたりしていて、3匹ともが隠れた辺りでその場を後にし…

ナイフとライフとランプとニンフ

こうも頭痛が持続するのは珍しい。動けなくなりそうだと思ったし、現にほとんど動けていない。横たわって意識を朦朧とさせている、頭が痛いんだ、許してくれ、と訴えたってどうにもならない。 身体が重くてこんなにだるいのにしっかりきっちり平熱だ。動ける…

にぎやかな赤

本当にそう、行き来をしては揺らいでいる。急性の哀しみならどうということもなくて、怖いのは慢性の哀しみだ。すっかり慢性になってしまった哀しみもいくつかあるけれど、急性ならどうにか散らせる。自分でも思うもの、わたしも大概戦う側のにんげんらしい…

疼痛仮想

好きなひとと摂る食事が好きで、好きなひとと摂り損ねる食事は嫌いだ。一緒に食事ができると期待した上で摂り損ねるのはちょっとした悲劇、だから今日はわんわん泣いた。大切にされていると思っていたのにそうではないらしかったから哀しくなった。言われな…

夜の渋滞の高速道路で馴染みの詩集をただ胸に当てていた

水木金と3日間休みを取った。わたしがいなくてもこれくらいの期間なら余裕で回ることを知っている。ぼうやりしてみたり移動してみたりしていた、不真面目なので仮病(いや詐病か)を使ったら時期が時期のため本社に報告沙汰となっていて、申し訳なさもあるけ…

iloveyou

ひとつも後悔していない、あなたのことが、あなたの言葉が、心の底から大好きだよ。

最近は中野坂上で探偵ごっこ

貝の砂抜きを見ているのが昔から好きで、ただ砂抜きを見ているというだけの日記をいままでに何度書いただろう。新しいこととしては、今日はわたしが貝です。ざらざらと吐いた砂の量を見て、綺麗になった内臓を感じ、あとは誰かの口に入るのだろうかと考えて…

句読点のない情熱を

どうしようもなく恥ずかしい。今日ここまで生きてきたことも、あの日を生きたことも、明日を生きるつもりでいることも。どうしてこんなに恥ずかしいにんげんになってしまったのかを考えている。生命は尊い、言うまでもない。それでも恥ずかしくて堪らない。…

経年グラデ

非力な言葉しか持っていなくてどうやったって届くように調えられない。宛先不明というよりは滅多に開かない軒先のポストにじゃらじゃら手紙が積もっているような感覚があって、胸で言葉がつかえている。それでも言葉を吐かずにいられないのはこんなものしか…