2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

カード2枚が脳裏をよぎったの快感だった

わからないって言われるけどそれが全然わからない、わからない理由がわからない。なぜこんな見晴らしのよい一本道を疑う理由があるという、どんな心配も憤りもどうにも的外れ。レイヤーが違うだの宇宙人だの難しい言葉を使ってくれるなよ、その辺はもうとっ…

何のための肌

聞いてくれたことなんてなかった、聞きたいから聞いているらしいのだった。聞きたくないと思われたのだとしたら、したら。 今日は晴れたから散歩をして、知らないパン屋に入って白い粉に卵を落として掻き混ぜて焼くなどした。 そこで生きているあなたのこと…

吠空

昨晩わたしは一度完全になった、完全というものはこの世に存在しない、次の瞬間からまた歪んでゆく。でも、一度完全になったことは絶対に絶対に消えないから。 4月17日13時の約束。30分以上前には新宿についていて、候補のお店が開いているかを見てから無印…

わたしはうわてでおとなだから

紆余曲折あるけれど、どうやったって解像度がどんどんあがっていってしまう風にできているこの脳だ。涙でぼやけさえしなければわたしの世界はたいそう鮮やかなはずで、今日は変にぼやけなかった。世界がよく見える。見通せる。 ああ、風通しがいい。 自分の…

哀しみは塩蔵される

新宿伊勢丹のワコールには身体をスキャンしてくれるサービスがある。試着室みたいなブースに入って計測すると自分の3Dデータみたいなものが出てきて、身体中のサイズや肉の付き方など、数字だけではわからない部分を加味して下着をサジェストしてくれる。諸…

「ずっと一緒だよ」って一瞬のために言うにんげんも普通にいると教わった

自分がそうだもん、と彼女は笑う。口にした瞬間に相手が喜んで場の空気がよくなれば、その言葉には役割を果たしたことになるのだと。だから口約束は守る必要がないのだと。自分と全然違う思考に唖然とした。 今日は朝から頭の痛い雨が降っていたので動けない…

自分の思想で自分を感動させられるか

昼食の選択肢としてガレットを提示されたのって初めてだったかもしれない。彼女とわたしは全然違うにんげんだ。感情を言語として口から溢す間は食事の手も水も止まる。下手だから考える、取り留めのないいつものこと。いつも重ならなくて感動する、互いにと…

胸に留める水銀はブローチにはならない

ごめんね、乱暴だったね。嫌だった? お茶飲む? まだ痛い? 大丈夫? あんなにざりざり吐いちゃって、もう取り返しがつかないね、でもそんなときに使える呪文を貰ったよね。 ::: そういえば長らくiPodClassicを使っているひとを見ていない、と思って調べ…

投影機

女の肩を軽く押しながらキスをする、初めてのキスで舌を差し込んだ。決して女をどうでもいいと思っていたわけではないし、どちらかといえば大切にしたいと思い始めてもいたが、それはそれとして身体を繋げてみたいとは思った。 いたいよ、やめて、やさしくし…

いつもの2-3倍、下手すると20倍だとかでした

目が覚めなきゃいいのにと思いながら寝て割と早い時間に目が覚めて絶望していたら知らない番号03からの着信。検察から「性犯罪者が釈放されました」、朝から心臓を吐いた。 10年以上の付き合いの友人から「もしかして自分は初めて君の困っている場面に遭遇し…

だけどそれでも信じてる

おかしいって言われてる、でもこうやって信じてる。当たり前でしょ、わたしが信じないでどうするの。あなたはそんなひとを捨てたようなひとではないもの。連絡手段がなくなることは絶対にないって約束してくれた。 ふん、壊れてやるものか。たくさん壊してき…

生ハメ殺しオークション

見てない気がするなって思って書き始めたらだらだらしてしまったけど、だけどやっぱり見てるのかもね。わたしにはもうそれすらわからない。 思えばわたしみたいなガタガタに欠けている不具の魂が他者とわかり合おうと試みて、寄り添えると思ってしまったのが…

哀しみを溢してもいいの?

わたしが死んでも泣かないんだろうな。こんな女々しいことを考えている、女々しいってわかっている。 疑うことは不誠実だと思っている、あなたには誠実でいたいから連呼された言葉たちを大切に信じているけれど、もしかしたらあなたからすれば「そうしたいだ…

あなたは愚者に耳打ちをした

キーボードをべちべちべちべちやりながら、こういうのって手が動き始めると止まらないんだよね。寝入りばなに次々に起こされたので今日は少し寝不足気味なんだけど、まあ晴れてるからオッケー、と思っているからオッケー。 わたくしの軸足が地軸です、いつだ…

漢字を開きたくなる季節

辞令と予告、そして申請をしたいと申請した。ダメ元、あわよくばである。こういったことを考え始める程度には、時間はひとを小賢しくする。 懐かしいことを思い出し、5年ほど前に自分の書いていた文章を読み返していたら思いがけず時間がかかった。案外春の…

はるにあう

スコーンふたつとウバのティーラテを胃に収めて、羽田空港へ。初めて東京モノレールに乗った気がする。暖かいかと思ったけれど意外と冷えた春の日だった。セーターを着てよかった、もう少しぬくといものを履けばよかった。晴れていたら履きたかった靴があっ…

新潟ままかり発見伝

漫画やアニメのバトルシーンでたまにみる、主人公が自分の武器や庇っている人物なんかを一旦放り投げたりして、身軽になった隙に敵に攻撃、何事もなかったかのようにまた武器や人物をキャッチしてフィニッシュ、みたいな場面が好き。大胆かつ緻密な最短ルー…

暗いならスマートフォンの懐中電灯機能を使えば?

余計なことを言わせたらわたしのほうが大分うわてだから、謙遜しないで頂きたいし、それより何が余分かわからないわたしを許して欲しいと思う。そもそも生まれてきたことやいま生きてることが余分だって説もたぶんにあってそれは誰にも否定できない、でも証…

シュガーの代わりにクリームを

祝いごとの日には、ということでケーキを食べに出かけた。こういった行為が自己満足であることは重々承知しているけれど、伝わらないもどかしさをどこかで晴らさなくてはいけない。わたしにとって今日は嬉しい日、大切な日。おめでとう。 言いたいことがある…

どれも似ている/けれどなかった

新年度らしいことをしたいと思って髪を切った。もう10年以上お世話になっている担当の方だし、最後の仕上げはお任せに。丁寧にヘアアイロンでまっすぐに伸ばしてから綺麗に外ハネを作ってくれた、11月にパーマを当ててからずっともさもさしている自分を見て…