2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ずるい波

今年のan・anのセックス特集を知って変な声が出た、来年絶対来るって去年(正確に言うと一昨年も)思ったのに本当にくるとどぎまぎしてしまう。きっと読めないだろう。 バックライトの上に表示される8bitに溺れながらこんにゃく食べて、雑なサンダル爪先にひ…

31☆愛すくりぃむ♡

今日がとても憂鬱だとひと月も前から嘆いていた彼女に、それでも今日は絶対に胸を張って欲しくて、女の子に丁寧に化粧を施してやった。最近あんまり使っていなかったラメのたくさん入った青いのを瞼に塗って、どうせ隠してしまうけど唇も真っ赤にする。服も…

透水

夏のための新しいものは青く鋭く底冷えしていて透徹という言葉を思い出した。それが始まる前にはCorneliusのCueが、終わったあとにはGarbage のI Think I'm Paranoidが。10年そこにいて初めての右端。血の気の通う場所はほとんど伺えなくて、そのチャックを…

最近建ったタワマンで月が見えない

書いたら大体収まる。昔からそう。よく覚えてないけど涙がぼたぼたぼたぼた落ちてどうしようもないとき、携帯端末やポメラにひたすら文章を打っていた記憶がある。内容はどうでもよくって吐き出してることが大事。そのくせがずっと直らない、ここは夜泣きの…

僕だけは雨を嫌わない

インターネットに広がる自分を、自分の立つ足場をちまちまと解体して過ごしている。どれも脆弱だから、どこにも頼らなくていいようにたくさん設けたのに。目の前にあなたがいるのならわたしは喜んでそこに飛ぶけれど姿も見えないし。ただただ動けない。 でも…

(not) my cup of tea

目に映る総てが暗喩、お馴染みの刃物と軟膏、反転の庭。線をまたげば取り返しつかなくなるってよく知っている。あなたには理解できてないんじゃないかって不安になる。 言葉で説明できたらわかった気になれるというか、言葉で説明できることこそが理解すなわ…

震える脳を頭骨に容れて

これまで何度も眼球を180度回転させた深みで見た明滅を、通常通りの眼球のポジショニングで目の当たりにした。反転した鼓膜からこっちでは美しい光が流れている。その光を何度も聴いた、トマトに結線したカラフルなケーブル揺れる水。この世の総ては道具だか…

ワンタッチで魅力のドット肌

起きたら頭に穴が空いていてそこにトツトツトツトツ落ちる水滴が脳の一部を地道に冷やしていたから泣きながら起きた。そこにわたしはいない、いつもいない、すっぽり抜け落ちている。嫌。自分のかけらを分散させている、自分はもっと薄くできる。そうやって…

危険度は純度の高さに比例する

一昨年くらいまでセブンイレブンに並んでた「ゆずれあちーず」みたいな名前のゼリーカップ入りのデザートが好きだったんだけど今年も見ないからコンビニスイーツを好きになるの嫌。「ミルクたっぷりとろりんシュー」は好きだったけど、随分前に新しくされて…

xxだから見失わずにいられるの

鏡を覗き込んで不慣れな配置や配色で顔に美術をして遊んだ。赤を中心に塗り拡げる。頬に色を置いたのなんていつぶりだったかわからない。塗るだけ塗って落として寝た、落としきれなかったラメをきっと瞼に置いて寝た。 スーパーに入ってすぐのところにプラム…

世界の果てには君たちと全部忘れてしまう

薔薇を見に行こうと思いたくさん植えてあると聞いた公園に行ったけれど、既にほとんどがしおれていた。もう6月半ばだし、晴れも続いているし。品種名と簡単な特徴を伝えるプレートがたくさん刺してあって、くちゅっと茶色くなっている花がどんな色だったのか…

時限爆弾と恋人

▼210609ここ数日風邪をひいたようで重たい頭を布団の上に置いて過ごしていたけれど目が覚めたら天気が良かったので小沢健二を聴いた。晴れているとLIFEを聴きたくなるけれど「愛し愛されて生きるのさ」のイントロの質感なのだろう。いつか誰かと完全な恋に落…

ジンジャーエールと鎮痛剤

わたしの腫れた目の周りを黒く塗って、こうやると魔女になれるんだよと笑いながらピアノスコアを買ってくれたマスティーヌさんと鍵盤の上でいんちきに踊った夜の正式な記録はどこにもない上に、それ以外のことを全く覚えていないし魔女を名乗ったのさえ確か…

レモネードでブラウスを煮て

難易度高めの知恵の輪に挑んだはいいものの見たことない捻れを前にどうしたらいいのかわからずそのうち諦めてあるいは興味を失って箱の奥にしまいこむという行為を持ってして記憶から追放した経験はありませんか。 ひとの気持ちがわからない。わかったことが…

餓えた腹には清潔なミルクを

いまは妙に穏やかな気持ちで。 わたしは……って言葉じゃなくて態度で示せって話。さっさと恰好良くいろって話。立ち上がりが遅い、頭を使うのって本当に得意じゃない。 あなたが抱えているものはわたしに手の届くものじゃなくてそもそも誰にも触らせたくない…

23:57

電車に乗って混み合う街を使ったからとても疲れた。だけど月曜日に出した処方箋の薬をようやく受け取れた。 不眠の脳も身体も傷みだらけでこんなときにこうやって吐いたって仕方がないんだけれども、他にやることもないからね。文字を打って過ごすばかり。巧…

12:31

あとは何をしよう。6時間以上かけてやることがそんなことかよって呆れられるかもしれないけれど、誰がにおうのかわからないなら片っ端からやるのがよいって思ったの。たくさん切って随分軽くなった。歯切れよく完全数。 死にかけのもぐらやねずみの死体を持…

08:44

寝ずに何してるんだろうなーと思いながら関わりを切っていくのは案外に楽しい。手を入れてなかったものを半分にする。切り分けた果実のような半分。切り口は瑞々しくなくてはならない。

03:49

嘘じゃない、嘘なんてひとつもついてない。具体的に何を望むの、誰にも言ってないよ、ひとりで全部抱えてるよ。何していいかわからないから半分くらいアカウント切って朝を迎えてる。 あなたに会えるなら孤独になりたい。もっと捨てたらいい? もっと聞いて…

01:58

ださくてきもくて目に毒で意味不明で本当にごめんね、これでも自分なりに恰好良く颯爽と生きているつもりだなんて言ったら倒れちゃうかもね。好きだって言ってもらえたこと今もずっと嬉しい。はたから見たら誰よりもださいこともきもいこともわかってるから…

水の身体

濁流が来た気がしたけどやっぱりすぐ消えた。いきなり感覚が消えるというか、他人事みたい。やっぱり薄めなんだと思う。 踏みにじられたのは感情だ、と反射。溢れた水の宛てもないから全部毒を回して麻痺させた。動かなくなった水ごと腐って落ちたらいい。首…