2023-01-01から1年間の記事一覧

滑り落ちるまるみを撫でる

もう丸3日、38度超の熱が引かない。身体中ぎしぎし痛くて、膝の裏は熱を帯びてじくじくする。不安で心細くて、眠っても細切れに起きてしまうから逃げ場がなくて、ひたすらじっと身をうずめている。体調不良はどこまでも孤独だ。今日はなんとか3日ぶりのお風…

02:38 誰に言ってもきっと訝しがられると思う。その4文字を交わすタイミングはこれまで3回あって、いずれも叶っていなくって、でも昨日さらりと。ずっとこれだけの掛け合いをしたかったんだって本当によくわかった。嬉しくていまさめざめと泣いているから、…

AIタイトルアシスト

▼記事タイトル ・人生のささやかな真実と不本意な終わり ・愛と喪失、生と死の対比 ・床にこぼれた血が描く物語 ▼検索エンジン向けタイトル ・真似事未満の現実、あたたかいひなたを歩く葬列 ・巡るいのちと停止した時間、病死への願い ・失くされることを恐…

死生観の借りパク

あたたかいひなたを歩く短い葬列に参加する、真似事未満だけどほんものだよ、現実は誇張されない。久し振りに礼服に袖を通した、久し振りでよかった。あのときは酷く寒い田舎の寺のほとんど屋外みたいな堂にたくさんのひとが詰めたけれど、本当にささやかで…

目銅食

ひとが怖い。関わる相手はさほど選ばないが心を開く相手はかなり選ぶ。そして傷つく。門扉はまた堅く。音楽を聴く、音楽もわたしを傷つけないこともないけれどよく響く。色を見る、言葉搔き集めたくなる。ひとは美しいと思う。忘れる、忘れて門扉が緩む。い…

04:17 風強い 08:10 そう、風が強い。風のことは好き。空気、大気、airという言葉が風と訳されたせいでイメージが掴みづらくなっているらしい。昨夜は古い写真箱を見ていたけれど思い出せる記憶が少ない。18の誕生日の写真が出てきて、その日の日記ってそう…

13:42 ようやくわあわあ泣いていて、思っていたより傷ついていたんだと思った。いつも感情は遅いんだ、いつもいつも「今更」だ。読み返して、口にしてはいけない言葉をほとんど口にしかかっていたことに気づく。醜いことを書きましたが、こんなことで嫌われ…

03:13 わたしの何がそんなに悪くて嬲り殺されたんだろう。脳、思考、性格、言動、容姿、音声、精神、図り得ない前世、不足、過剰、わたしの罪はどれなんだろう。それら総て。頑張りが足りないってまだ言う。夜が重たい。重たい夜を何度も越えてきたのに新鮮…

12:18 いままで吐いたすべての言葉が、わたしの口に、お前の口に、あなたの口に、各々飛び込んできたらいい。散る火花で着火してそのまま木っ端微塵になる終末を見たい、って生き残るていで話をしましたが

22:40

一晩したためたあたりでおかしいことがわかったので足を止めた。破れて消えた布もの、掃除用品一式、食品なんかを7000円分くらいと7時間程度の労働力を差し出して、1時間歩いて電車に乗って川を2本渡って帰る。そうでもしないと地に足がつかないとわかった。…

翻り翻し

本当に論理的じゃない、でも穏やかに穏やかに思考をすると何度もここを通り過ぎる。なけなしの論理が咎めて諌める回数も今のところは同数で、当たり前だ。一度棄却したら二度と浮上しないくらいの話なのかもしれない。 「本当に」論理的じゃない。でもこの数…

初とかく

08:14 透き通らないほうの赤い夜のかたちが強くて穴だらけだ。血とかいう赤以外のものが見えない、良くない。ひとが歪む、歪んでいるのだと思う。藁さえないから肺で水と「受容」という言葉の意味を飲む。夢のなかでほくろの話を聞いた、胸が痛い、胸元に目…

15:54

ひなたぼっこしながらうたた寝したいしそのまま溶けて終わりたい、ひなたもなければうたた寝する余裕もない、足湯みたいな顔してるマグマだね。声に切手を貼れたらいいのに、ああでも住所知らなかったら同じことか。少し枯れた声を閉じて、柿を3つ積み上げた…

琥珀エビス狩り

わたしもわたしで極端なのかもしれないね。補正してきた果てが今で今がこうならどうしようもない気がする。頭が痛い。きっと周りからはやらない理由を探しているようにしか見えないのだろうなって想像がつくから尚更困る。とても欲しいものがふたつあるとす…

いいから続けて、話を続けて

太陽がくすぐるラメと偏光、夜闇に紛れた毛は白日のもと乱反射して白く光るからつまんで弾く。命を預かっていた。シベリアンハスキーと同じ向きの鼻先を確認する。わたしは自分の口角が好きじゃないってやっとわかった。満月の横にある明るい星はきっと惑星…

死んだふりもできない

昨日、かなり忠実な日記を書いてしまったのが今更恥ずかしい。インスタグラムのストーリーみたい。いま見てる景色の写真を投稿した気分。でもたぶん、あれがありのままの日記だなんてわたし以外にはわからないだろう。 基本に読書感想文があるような気がする…

赤の掲揚

流星仕草が板につき、鼻につき、膝をついた。声が出ないのは声門をギリギリまで絞っているからなのか、それともきりきりと喉を締められているからなのか。叫べない喉はいつも嘔吐する、感情が振れると嘔吐するのはもう仕方がないことでこれは別に比喩ではな…

施錠

最初からどこにも1mmもわたしという存在はなかったとしたら、こんなブログは一体何だと思う?

それでも冷たい芯はうろうろ思考し続ける

「結局どうして欲しいの」と問われて考えている朝。 もしかしてだ、とても稚拙で恥ずかしいけれど、わたしには本音と建前を切り分ける力がないのではないか。綺麗ごとと欲が同列に並んでいる。優先順位がついてない。だから「結局どうして欲しいの」と。これ…

溢れて還らないでいい

ふいに「未来まで待ちぶせしてしまうくらいに光のにおいする方走って行くんだ」という一節が頭をよぎった。小学生のときから好きだとあらゆる場所で公言するくらいには見境なく、今に至るまで続く呪い。そう、呪い。 苦しいからといって捨て置けるようなもの…

サ★みだれ撃ち

指が踊ろうよって誘い出して舌をつまむ、全部は行になる魔法にかけられてはひひへふはひひへふばびでぶー。24時に解禁するためジャーから取り出したバームを肌の上でくるくるっと回す。指なんて何本あったってきっといい。あなたがキメラでもわたしはまった…

身に覚えはないでしょうけど

過ぎる季節に未練なんてないからこの鼻筋を保っていられる。それでも汗が首筋を伝うように指がキーボードを叩きたがるのは8月31日だから。だからって言ったけど理由になっていない、その理由を探すことももうやめた、未練があるから焦燥があるのではなくて焦…

速度を上げて書け抜けて

好きな文体、好きな物語、好きな長さ、いろいろな尺度それぞれに好みがあるけれど、そのバランスが取れてないと思った。3人がくるくる語っているようで、全員が筆者の道具だ。そのひとはそんなこと言わないんじゃないののオンパレード、というよりそのアンバ…

軽口重口

メタメタメタでたくさんのレイヤーたちに一斉に潰される 遊べない指では呼吸が苦しい らしくないことを考えたけど、「らしいってなんだ?」に考えが逸れた 死ぬまでわたしはわたしを抱えてゆくんだよ

印画紙までもバグらせて

結局のところわたしにできることは、最後まで言葉を並べ続けるようとあがくことだけなのかもしれない。迂闊なにんげんだってわかっているから黙りたいって思うときがあって今この瞬間はそう。ここでちゃんとキメたい、でも書くの怖い、ノーモーションで傷つ…

わたしはわたしというにんげんの気持ち悪さを吐くほどわかっていてまた飲んでいる、どうせ隠しきれない、澄ましていられない、吐瀉物まみれのiloveyouばかりが路上に乾いて死体みたいだ。踏んだひとが悲鳴を上げる、でもわたしの愛ってそういうかたちのものだから、どうか一緒に諦めて欲しい。

夏至というのはわたしのアンテナに太陽が漸近してばちばちに焦がされる日のことだ。気違う夏の最初の頂点がここにある。 結局、わたしがどんな環境でどんなことを考えているとしても関係ない。 わたしには好きなひとをちゃんと抱き締められる腕と、話を聞き…

未至で非熱の肉が鳴る

報われまくると思って生きてきてないけど、全方位報われないとさすがに落ち込む。無欲になることはたぶん案外簡単だけれど、自我を残したまま至るのは難しい。放っておいたってこんな風に夏に至るけれど、わたしはずっと中途で膝を抱えて音楽を聴いている。…

☆型喉仏

2000字を静かに沈めたあとも湖面は静かだ 知ってる、わたしはうわてでおとなだから。 ところで歌舞伎町が本当にゴミみたいだった。でも前からそう、そしてここはもはやわたしの出身地でもある。歌舞伎がゴミクズであればあるほど笑いが止まらなくなるし、わ…

きおくのしくみ

友人はどうやらわたしの記憶力の低さを知らないまま今に至っているらしい。へんな感じ。 日頃の会話では「覚えてないや」「なんの話だっけ」「この話前もしたっけ」、そんな言葉ばかり使っている。しばしば呆れられるがどうせ直らないので謝らない。楽しい話…

cider

「決断する」という意味の動詞decideがあるけれど、このcideはsuicideやgenocideのcideと同じで殺すという意味を帯びているらしい。つまり、何かを決める・選択するということは、その他の選択肢を殺すということと同義なのだと、英語教師が口にした話をまだ…