蒲焼でごはん

 

ジュッ

から始まる文章を書こうと思ったのだけれど、ここまで書いて筆をおいた。言いたかったことの軸足がすとんと落ちた、着地した。いま他に言いたいことはもうないってわかる からからの指

 

 

ジュッ

 

あと全部蛇足に思えるからとりまバッサリ切っとけ。切った部分を水を張ったトレーに浸けておくと育つらしい、歪に伸びた枝になるものいずれもぐ。還元されてしまうことを望まなくたって降ってくる。ジュッジュッ

いつ生まれたかなんて大した問題じゃなくて、いつ認識したかが大事らしい。そんなの視力次第じゃん。4年も気づかなかったなんて目やにがひどいんじゃない? ぼやけた視界のなかにわたしはいないけれど、わたしにピントを合わせられる世界も少ない。お前には見えない、見せるつもりもない、一生まぶたを目やにで接着していてよ。言われなくてもそうすると思うけど。