2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

フロアという奈落から

下卑た退屈さだけが眼前にあり、それらに立ち向かうことはナンセンスだと知っていた。いつも目を伏せて端末へ、どこにも行けずどこにでもいた。焦がれるほど遠くにあるものがいちばん近くから流れ込む。そういう類いの、音楽。虹色の上に鱗片状の光を散らす…