2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

暗いイチジク

寸分変わることなく重ねることのできる葬列。つやをもたせた唇の桜色が非現実的だったからわたしはいつだって紅を引いていたい。腕を失くしたほとけさま。 わたしの頬の輪郭を見て。 頭の中に入れたものだけはどこにでも持ち歩けるって知ってるから。 そのふ…

訃報ばっかだ、わたしのそばにいてよせめて

もう僕らは騙されることはないって信じてる 悲しみも醜さもたくさん知って許してきたんだ

朝に嗤われ夜に詰られ昼には炙り殺される

「あなたを親しく思っているよ、だからあれはいやだった、ねえ本当に気持ち伝わってる? ならよかった、応えてもらえなくてかなしかったよー!」って笑いながら言いたかっただけなのにね。あなたといえば赤色だからと悩んで選んだ赤い缶にわたしの血を入れて…

なんでそんなに踏みつけてくるの?って思ってうずくまったら30分以上動けなくなって吐かれたがる心臓を飲み込んでやっぱり吐いて汚水から掬い上げてを繰り返していたのが昨日 ほんと、ただ 踏まないでくださいって思ってるだけ

やった覚えもないのになんか太文字になってておかしい なんで?

あなたのその優しさが、わたしのこの優しさが、どうか摩耗し合うことがなく共存できますように。わたしたちそれぞれの優しさが、どうか誰にも脅かされませんように。その状態が正常に回ること、優しさを差し向けあえて受け取りあえて、自然と微笑みあえるこ…