なたのその優しさが、わたしのこの優しさが、どうか摩耗し合うことがなく共存できますように。わたしたちそれぞれの優しさが、どうか誰にも脅かされませんように。その状態が正常に回ること、優しさを差し向けあえて受け取りあえて、自然と微笑みあえること、わたしはそれを幸せだと思います。

 

あなたは絶望できないひとなんですよ。いつもちゃんと希望を見つけて持ってくるから、どう見てもだめでも、まだ希望を見つけてくる。絶望できない話だよ、だから苦しいんだよ」

 

仰向けに突き刺して、こんなところに→誰もいない。外耳に伝ってきた水が入り込んで泣いているんだとわかった。引き抜いて、誰もいない。直視すればするほど何も見えない気がする、不在を見るなんて難しいことをしている。

 

わたしはよく祈る。別に誰かになんとかして欲しいわけじゃない、ただ願いがあってそれを祈る。何かを祈るために一生を捧げるのも悪くはないと思う。言葉がまるで繋がっていかない、ぱさぱさになって千切れてゆく麺みたい。優しいホテルで寝かせて欲しい、あそこがないから不眠の日が続いているんだと思うよ、今日は1時間半おきに目が覚めて動悸が酷くて嫌だった。