- アーティスト: トクマルシューゴ
- 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
- 発売日: 2012/11/07
- メディア: CD
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トクマルさんの新譜が嬉しくてずっと聴いてる。ceroとPeopleはまだ、Alfred beach sandalのテープ音源がCDになるのが純粋に嬉しい。
土曜日のトクマルさんのインストアは少し遅れていったのだけれど、あんなにひとの詰まっているのは初めて見た。姿はほとんど見えなかったけれどトクマルさんの歌声はやっぱり好きだ。バンド形態で見るのはそういえば久し振りで、そういえばSAKEROCKを脱退してからの田中くんを見るのは初めてだった。トクマルさんDVD発売記念だっけ、5月のリキッドは行けなかったのだよなあ。
彼の歌声は空から聴こえてくる澄み通る声で、どこまでも伸びてゆく気がする。天啓だか天恵だか、そういった言葉がよく似合うひとだと思う。大好きだ。
試聴会も、イベントこそ外れてしまったが行った。とても面白い企画で、きちんと聴いているつもりだったのにまだまだ聴き取れていない音がいっぱいあるんだと気付かされた。そしてそんな聴こえない音がとても大切だということもわかった。悔しい、音響環境をどんなに整備してもあんなには聴こえないだろう。ビールを飲みながら持ち込んだサーモンサンドを食べて、メリーゴーランドに乗ってトクマルさんの音楽を聴くのは心地よくて、ずっとあそこにいたかったな。
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日曜はceroとミツメのインストアにも行くつもりだったのだけれど、急遽コミティアに参加。HOWLING DONUT RECORDSの売り子をしていたのだけれど、友人だどうだという以前にとても素敵な漫画を描く。一切の情を抜きで、作品が好きだと言い切れるよ。お手伝いになったかわからないけれど、お手伝いできて嬉しかった。
文学フリマと日付が被っていたそうで、次の文学フリマは幕張メッセだそうね、知らないうちに遠いところの話になってしまったように感じる。このブログで「文フリでます!表紙できました!」って話をしていたのはまだ最近だったと思うのだけれど。
コミティアではたんきゅんのレコードを買った。先行販売。元マサ子さんのマユタンとdetune.の郷くんのユニットで、本人がいらっしゃった。宮崎さんが保護者のようにブースを見守っていた。マユタンはイカ天時代から老けていなくて、本当に若いころそのままだったので売り子さんかと思ったくらい。マサ子さんもdetune.もグレンスミスも好きだから、好きですって言えて嬉しかった。ちなみにトクマルさんの試聴会に行ったのはコミティアのあとです。
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「絵が巧くなりたいんだがいい方法はないだろうか」
「わたしの絵のアレさを知っていて聞いているのか」
「なにか、なんでもいいんだけどなにかないだろうか」
「うーん、デッサンとか、そういうことをするのではないの?」
「うむ……いや本音は練習をせずに巧くなりたいんだ」
「え」
「だって練習して巧くなるのは当たり前じゃないか」
「じゃあしないと巧くならないのも当たり前じゃないか」
「! なるほどそうか、君は頭がいいなあ!」
酔いが覚めるほど寒いなかで交わしたどうでもいい会話、思い出しても笑える。日曜日は木枯らし一号だったそうだと知ったのはつい6時間ほど前だ。