蛇の胎動


自分に興味を抱いていないひとには興味が沸かないくせに、興味を通り越して好意を抱いてくれるひとを見ていると罪悪感に襲われる瞬間がある。そのひとにわたしが無関心な場合。わたしはわたしでしかないのに、にっこり笑えば一本ずつ肋骨が折れる。


三度目の中退をすることになりそうな感じだ。卒業証書なんて中学卒業以来見ていない。決断したときの自分を信頼しているので基本的に後悔はしないのだけど、だから後悔をしてしまうときっていうのは具合があんまりよくないときだ。
なんでなの。逃げてばっかで、普通に通学して進学して就活したりしたかっただけなのに、逃げてばっかで。くそが。
どうせなら逃げ切ればいいのに、このままいなくなって見せろって、それもできないで。


鬱蒼としたアパシーが身体中の穴から入り込んできて重たい。アパシーってもっと漠然としたものだと思ってた、無気力ではあるが無感情ではない。
酷く感傷的になってしまって困る。季節の所為ならいい、それともやっぱり歳の所為なのかな。


秋が半ばに差し掛かって、今年も素晴らしくドリーミーワームホール事典が響く。スムルース、大好きだよ。