しがたい(追記)

この気持ちはsyrup16gとは違うんだ
art-schoolじゃないとだめなんだよな、なんでかな


「愛でも何でもいいよどうだって」と歌う最低な感じのこの曲をいま聞いてる
一時期物凄くよく聞いてた、本当に一年振りかもな


よくピアノのレッスンのあと、自分の出来なさにいらだってトイレに籠城してた
ピアノ教室は市民ホールのある小綺麗なビルの4階にあって、トイレはエレベーターの奥のわかりづらい場所にあった。
そこの音楽関係者がたまにくる、くらいの滅多に使われないトイレのわりに広くて綺麗で、右手側の一番奥がわたしの定位置だった


教室で流した涙を見て見ぬ振りをしてくれる先生(10年以上の付き合いだ)に「また来週!」って言って、事務所のいろいろ良くしてくれた仲良しのおばちゃんにも、事務長のおにいさんにも会釈をして、エレベーターに乗るふりをしてトイレに籠もった。だいたい一時間くらい


誰も来ないから精一杯泣き叫んで良かった
今思うと、あれは一週間のデトックスだったのかもしれない


前振りが長くなった
要はそのとき聞いてたのがart-schoolだった。主に「クロエ」とか「その指で」、「モザイク」みたいな淡々と過ぎていく曲をずっと聞いていた。泣き止むまでずっと
そしてart-school以外を聞けるようになった頃に帰宅していた


だから涙が出るのかもしれない、条件反射、パブロフの犬iPodとわたし