おとうさん、おかあさん

おとうさん、御願いだから怒鳴らないで
おかあさん、間違えても都を庇っちゃ駄目
わたしが悪かったから
わたしが悪かったから
ふたりはどうか、
わたしがちっちゃかったときみたく
にこにこしてよ、ねえ、もう戻れないの?
おじいちゃんとおばあちゃんになっても手を繋いでいてよ


それがふたりにできないなら、わたしが、わたしがいつか結婚したときは。死ぬまで一緒に手を繋ぐ
そういう穏やかなふたりになりたい、
ただ穏やかでありたいの