sadistic summer


「お手」
「は」
「お手」
「しねえよ、犬じゃねえし」
「……御免、」
「別に」
「ところで今わたしを殺すなら、どうやって殺す?」
「まず、取り敢えず拉致監禁。で、椅子に縛り付けるね。それから…ダーツ。針のついた矢で遊ぶ、飽きたら釘に変える。それでも飽きたら」
「さしづめ餓死」
「そう、飽きたら放置」
「……物凄く、サディスティックだね」
「そうかな、まあ僕は変な人だよ。モテないから隠すけど」
「マゾヒストにはモテるよ」
「いらねえよ」