いまだから笑えるけど、あたしに強さをくれたあの男に殺されたかったんだ17のとき
誰かの世界に取り込まれたいって
死んでその血肉になれたらって
世界を閉じたあのときから、学校に通えなくなったんだった
ハハッ
まったく寝てないとくだらないことばかり考える
わかってるよ
結局置き去りなんでしょう、？
わかってないか
本当にわたしを置き去りにするひとは一握りだよね
（でも一握りは存在する）
人間の感情はみっつのベクトルで表現できるんじゃないか
聞き流しながら絶望した
あたしは死ぬまであたしだ
感受しつづける
アンテナを定めたら一途なものよ
このむせ返るほどの世界をそれなりに愛している
