するりと抜け落ちそうな感情。ばったばったと涙が垂れてくるので、そうかこれが感情か。
きっかけなんてない。不安定は敵ではない。僕そのものだ。そうじゃなきゃ生きていけない。こんなものに支配されちゃ堪らない。
僕が僕なら勝てるはずだ、負けるな自分。



怖い。ひたひたと感情に支配されてゆく。それが嫌で、逃げたくて、お金お金に論点をずらして、集約して、働いて。働くことだけに必死になる。バイトに逃げる。
そう、逃げだ。
不登校や情緒不安定が怖くて逃げてる。それで精神の安定を図ろうって、どうなの?安定できてる?

いっかん!この波が久々で、すっかりおさまったものだと思っていたのに。どうやってやりすごしたらいいんだっけ?



日毎感じている、この世のもの総てがわたしを嘲笑ってるんじゃねーかっていう劣等感、コンプレックス。それは、もう電柱にすら否定されているような気がして泣き出してしまうような、そういう感覚。
それは、まあ20年も生きてれば慣れるんだよね。

いま怖いのは、周りのものが全部しんと黙り込んでいること。自分が自分に発するぐらっぐらしたものだけがうるさい。他のものが聴こえない。

凄まじい自意識過剰だ。



自意識に殺される