君に告ぐ


拝啓。

実にファッキンだ。
僕は僕というキャラクターの演出をするけど、僕はとても自意識過剰で自己陶酔的なのだけど、そんなものは実物大ではないので。ある面を切り取って引き伸ばしたものですので。
僕を、僕の全部だと思われても非常にファッキンだ。わたしは都だよ。
暫くはそうやっていくしかないんだって、結構うんざりしてることくらい、君なら気づくと思っていたんだけどなあ。聡明だと思っていたんだけどなあ。信じたかったんだけど、なあ。
君がそれを望むなら、僕は僕を演じ続ける。君に嫌われてもいいよ。
ある種の決めつけが視野を狭めていること、それだけのことに何故気付かないの。どうして自分が絶対だと思えるの。君は僕の絶対ではない。気付けよ。
ところでどこからわたしを監視しているんですか。なんで知ってるんですか。

敬具。ファッキン。

追伸、君のそうゆとこ以外は好きです。むしろ病的な強迫を感じます、お元気ですか。