060609


安っぽい感傷に浸る日はどうにかしてしまおう。
ガンガン脱色して痛みきった髪を手に入れるなんてのはどうだ。安いブリーチがあればそれがいい。勇気がないならオキシドールでもコーラでもいいだろう。安上がりならその分だけいい。金が嫌ならいっそ銀髪なんてどうだろう。痛い痛いと嘆きながらの脱色も悪くはない。
或いはピアスはいかがだ。ニードルがいい。面倒臭かったらピアッサーでもいい。いざ道具を揃えて、ここで下らない躊躇いは無用。体に穴を開けるなんてと怖気づくのはみっともないしか、初めての女の子みたいに不安がるのは恰好悪い。何も考えず、さくっとあけてしまえばいい。
そして、例えば色を抜いてしまった髪が思い出したようにちくり痛んでも、うっかり服にピアスを引っ掛けてしまっても、それを気にかけるような余裕はいらない。まとまらない髪にイライラしようが性質の悪い奴にピアスを引き千切られようがそれは自己責任。中途半端な自傷よりずっと気分がいいことだろう。

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5年前の文章をなんだか見つけた。
当時15歳。わたしは当時からなにかしらを書いていたんだなって思った。
あとでid:ass28にも上げたい。
5年前からわたしはわたしだったことが嬉しかった。
わたしはわたしでしかない。わたし、あるいはあたし、アタシ、僕、一人称なんてどうでもいい。都。そう、都と申します。