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放っておいても薄らぼうやり汗ばむ身体、気温は30℃を超えているらしい。どうせ汗ばむなら好きな肌に触れてたい、身体全部溶けてくようなテクスチャで輪郭掻き混ぜるキスやハグがしたい。茹だっていても仕方がない。26時半におうちに帰って、明るくなるまで端末撫でて広がる火の粉に風を送って過ごす。1時間くらいで身体中が熱くて気持ち悪くなって起きた、フローリングの冷たさに縋る。何回だって変われるよ、ゆっと掴んでページを繰る。真っ先に聴かせてくれたの嬉しかった、好きfeat.好きだからそれはそうなっちゃうよ。そういえば先月7日に消したんだった、30日が愛の正念場なんだっけ? 1ヶ月なんてあっという間。溶け合いたい混ざり合いたい欲とセックスを混同しないでね、わたしのことを知ろうと願うひとだけがわたしにキスを落としてね。聞かないほうがよかった後日談もあったりするけど、わたしがそこからログアウトしたあとの話だからどうしようもない、あの日わたしが加速させた世界があなたの中にあった。わたしは無邪気でわかっていなかった、意味がわからないとさえ思ったほど。あなたの無垢さは1年もすれば失われたらしい。わたしもわたしで振り返られる程度にはわかり始めていて、触れた瞬間抱きしめた瞬間世界がびゅんびゅん景色を変えてゆくことがあるってちゃんと知っている。イントロの1音、書き出しの1行、なんだってそう。扉を開いて風をきちんと抱き込んで。膨らむシャツがはためく清潔さ、シーツかぶっておばけごっこして内側でこっそりプラネタリウムの夢を見ようね。

なながつの夜の夢


00時28分、01時06分、甘いチョコよりも誰のため? 練っていたらゆっくり脳の速度が落ちていて、夕方かもしれないと飛び起きたら05時30分だった。雑味のない朝。明け方には誰もいないかと思われたが痕跡はあった。浴槽でふとピアスホールが今までになく荒れていることに気づいた夜の話。切った髪の端が当たるのだろうか。

また眠って、起きて、ご飯食べたら眠たくなって13時前に寝て、起きて、いかれたbabyを歌いながらにこにこしていると曖昧な頭にエッジが効いてくる。眠たいときだけは各ストッパーが緩む。そういえばフィッシュマンズドキュメンタリー映画ってそろそろ公開だよね。

 

「信じるものより君が欲しい」が好きなのは、君を信じているなんて言っていないこと。
「ぼくらはなんでふたりひとつに生まれてこなかったのだろう」というQに対していまのAは「そうじゃなきゃ面白みも喜びも薄そうだから」。

試行錯誤しながら楽しくゲームをやろうよ、完璧なピースなんて迷信かもしれないけど迷信じゃないかもしれなくて、悪魔の証明とか小難しい話は寝起きだし興味なくて、そういう空気を吸ってみたほうが面白いならそっちがいい。推理ゲームより脱出ゲームより何より大きくて解き甲斐のある謎として笑っていようね。

今日は何を着て出かけよう、どこに出かけよう、ずっと眠たいのはどうして? わたしが思っているよりわたしは単純じゃなくて、あなたが思っているよりあなたは単純じゃなくて、もう何面体かもわからないくらい多くカットされているその乱反射を眺めてたいだけ。こんなに眠たいのにね、まだ明るい。短冊書きたい。衝動も大概だけど機嫌の悪ささえもイッツオールライト、何ひとつ損なわなくてつんのめっても怪我しても赤血球と挨拶して動物の鳴き真似して過ごす。

 

信じるものより君が欲しい


リズムを取るならやっぱり腰と肩、でも体幹が貧弱だから自分のリズムを支えきれなくて千鳥足みたいになってしまいがち。それも一興じゃんって大抵は思っているけれどそれはそれとして筋肉のついた美しい身体はいい、音楽に溶け合う身体。

 

特に意味もなく夜の新宿を3時間くらい歩き回った。ホストクラブの看板を一枚一枚眺めたり、解剖学的な角度から男女差について考えたり、ハサミムシが落ちていたキャベツを食べるのを見ながら茄子みたいな色だなと思ったりした。換気のために窓をあけているのだろうか、ホストクラブの前では店内の様子が伺えるくらいの声が聞こえてきていて店横の看板にも写真が載っているAの誕生日イベントらしいことがわかった、顔写真を見ながら蟹座のひとなんだなあと思った。万歩計を信じるのなら歩いた距離は20000歩のほど。


この先きっともっといいことしかないから胸が薫風で満ち満ちている。過去は変えられないけど未来は好きにできる、変えられないって言ったけどそれだって考えようだけで、暇があるなら事実以外は解釈し直すことが可能だし。指先ひとつでなんだって変えてゆけるって眩しい。体液を舐めた。

ペテン師なんじゃないかと思えるくらいの胡散臭さを纏った飄々さで内臓ぶちまけてるのにつくづく弱い、それの血が本物なのか実際のところは重要ではなくてでも嘘なら騙し切って欲しい。魔法みたいに使って欲しい。指先を振るだけで地軸を簡単に揺らせるよって笑う無謀に賭けたい、そのためにはまず本人が自分の無謀に賭けているというのが最低条件ではあるけれど、惹かれるようなひとは既にきちんと賭けているからあんまり問題にならない。


なんだろうこのイケる感、いいね、と思ってたら携帯水没させてわたわたしてたら枕元でコップひっくり返したりどうも水難の相が出ているし2週間前くらいに開封したばかりのライトニングケーブルはもう死んでしまったみたい。つい先月くらいまで4本あって余らせてたのに、もう出先の雑貨屋で慌てて買ったものしかなくなってしまった。

免許の更新もしたけどあんなにばたばた写真取られるとは知らず、新しい免許証を見たら髪型が酷い。向こうしばらくこれを使うんだと思ったらちょっと気落ちしたけど、それって自分はもっとよくできるっていう確信があるってこと? うん、やっぱりいいね。

脳がクリアな感じがする。全部抱いて全部捨ててこの身体を媒体にして代謝を重ねてたくさんアクセスしてゆけそうだ。ミラーボールはちゃんと回してくれないと不完全燃焼になる。わたしの身体は女性のそれだな、と関節の可動域とか骨盤の傾き具合を確かめた。土砂降りのなか鞄を開けて傘を探すほうが嫌で、頭から全部被って歩いた。白い薄手のコットンのシャツが身体にひたひた貼り付いて、電車を待っている間透ける肌色を見ていた、シャツを赤く染めないように皮膚が血液を留めている色。外は雨でもわたしの身体はここにあって、眠かったりだるかったりするけどいつでもちゃんとわたしでいられる。

斜めの煮え血と世界舌下

 

半夏生下弦の月、なんでか同じ街にいて、脳を浸してふゆふゆしてる。死ぬ気じゃなくて殺す気でやる、じゃないと死ぬっていうところに身を置いてればちゃんと取り囲む色が肌で見える。とにかくいまこの瞬間を生きるしかない、その一瞬に全部ぜんぶ最大瞬間風速を叩きつけて百葉箱ぶっ壊して白い廃材にしたいから深度をあげておく。マッチの使い方がわからないみたいな話でしかなかったよ、胸に殺意があったとして過去のにんげんってどこにもいないから撃ち抜いてやれない。当たり前。殺意はいつだっていまこの瞬間に纏うものだ。何も食べてないのに酸い液を押し出そうとする胃にインスタントの味噌汁入れて、じゃあ懐に何を入れてギラついてその他総てを押し返してきた?

誰も触んなよって笑った、もっと込める。わかる、自分のことがよくわかる。とっきときに尖らせたその最先端で肌を裂いて黒鉛のあと刻んでやりたい。清々しい、いま、いまここで取り合う気でいようね。じゃあ次のことちゃんとやろうね。次のことをやるのはいつかって次のタイミングじゃなくていまなんだよね、ややこしい。その輪郭にエッジ加工かける作業ってたぶんずれてて肝要じゃない気がする、これはこの瞬間の直感。

過去には触れないけどこうやってだべってる間に未来はぐるぐる変化しまくっていてどこに着地するかなんて一向にわからない、構わない、最高のフォームで着地することだけ考えて今日はこれから深いピンクを振り回す。モノポリー、パワーゲーム、たしかに楽園のイメージなんて最後でいい。陣地に自分の色塗りまくって笑いましょうよ。可愛い殺意にキスをして24時間が飛んでいって着地したのは半夏生下弦の月、なんでか同じ街にいて、

ずるい波

 

今年のan・anのセックス特集を知って変な声が出た、来年絶対来るって去年(正確に言うと一昨年も)思ったのに本当にくるとどぎまぎしてしまう。きっと読めないだろう。

 

バックライトの上に表示される8bitに溺れながらこんにゃく食べて、雑なサンダル爪先にひっかけて殺虫スプレーを買いに出かける。子供しかいない町が好き。免許の更新いつ行こう、免許センターで撮ると盛れるとか言う噂を聞いたことがあるけどそこはまあまあどうでもよくて、夏毛で写りに行くのは少し恥ずかしいって思った。明日で6月も終わるから暑い夏が来て、海に行く算段を立てたけど初歩的な確認ミスで頓挫。横断歩道を渡る途中で転んで両膝を打ち付ける、アスファルトに大きな亀裂が入っていた。危ないじゃん、駅前だよ、わたしじゃなかったら両足きっと粉砕してた。でもわたしだったからなんともなくてよかった。

 

昨日の記事を上げたのは日付が変わるギリギリなのだけれど、ちょどその頃外から雨音がしてきていた記憶がある。自分の生まれた日は晴れていたと聞く、昨日も雨ではなかった。wikipediaによると6月28日は雨の特異日なのだそうで、それでも晴れるよ。それで今日は殺虫スプレー買って帰ってきた瞬間強めに雨が降ってきた。雨音は好き。室内に逃げ切って聞く雨音は特に。

 

今年は真夏にバトンを渡せなかった。もう何も期待しなくていいのだと思ったら気が楽で、具体的なことなんて思い描く必要なくても次から次に浮かんできてしまうから強制終了かけて正しく日常に戻る。想像は下品だ、期待も下品だ、自分を哀しくさせるのはいつも自分ってちゃんとわかってる。急に雨音が自分を責める声みたいに思えて気が滅入ってきた。でもつまり想像通りってことじゃん、見失ってないな、オーライ。いろいろ好きだけど丸くなって聴くSAKEROCKのちかくはとびきり優しい。昨日の日記のタイトルは、もしそのときがきたら自分も使ってみたいと密かに思ってはいたけど本当にきてしまうとはなあ。

 

望遠鏡を覗いたらこちらに飛んできたロケットに乗り込みたい。海の青を見たい、頓挫してしまった分余計に。淋しさが換金できたらわたしはきっと億万長者だと思うけど、換金したいかと言われると少しだけ悩む。ただ失くすことができたらとは思うよ。

何を言ってもいいよとメスで肌を割かれたとき、口から出てくるのは「さみしい」ばかりだなんて気づかないほうがよかった。

 

でもやっぱりこうやって書いてたらなんかやたらと明るい気持ちになってきたりもして、なんだかイッツオーライっていうのが今すごい。楽しいならそれでいいや。