I miss you 白昼夢 カナビスが揺れた瞬間に


好き嫌い関係なく、これはどうにも口ずさみたくなる単語の並びだなあ。


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最近はシャーロック・ホームズシリーズを読んでいます。なんとなく興味がなくて読んだことがなかったのだけれど、これ面白いなあ。さすがベストセラー。


先日あるラジオ番組の公開録音に行ったのだけれど、そのときにマイクを渡されてMCの方と話したのがそのままOAされてとても恥ずかしかった。本についての話をした。「月15冊も読むの!?」と彼はいい、他のお客さんの「え〜」という声も電波に乗った。しかし知人にはどうにも読書家が多い。月に15冊。どう考えても多くない。30冊で「おお」という感じで、50冊以上で「読書好きなんだね!」という感じなので、なんだか恥ずかしかった。

この間ある出版会社がアルバイトを募集していたので面接をしてきた。記念受験のようなもので、わたしは特別な資格もないし落ちるだろうと思っていたので楽しく……というと変なのかな、楽しく受けてきた。月何冊読むの、とそこでも聞かれたので「2、3日に1冊なので、月だと10〜15冊ペースです」と答えた。こんなものだろう。
でも先日は「限りなく透明に近いブルー」なんて短い本を読むのに1ヶ月かかったし、興に乗らないと全然読めない。ちょうど今は波に乗れていて、楽しくさくさく読めている。嬉しい。


現代小説ばかり読んでいるので、いわゆる近代文学も読みたいと思っているのだけれど、なにから手を付けたらいいのかいまいちわからない。
17歳の夏、顔面神経麻痺で入院したときに「肝臓先生/坂口安吾」を読んでいたのは覚えている。「桜の森の満開の下」の終盤の一節はとても好き。


金井美恵子が「愛の生活」を書いたのは19歳のときだったと知ったとき、確かその本を読んだのは19歳になる前だったから18歳かな、そのときにはっきりと感じた高揚と絶望と希望が混じった複雑な気持ちを覚えている。彼女もまた、とても好きな作家だ。