不明の書類ファイルの類義語として

 

12時間ほど寝て起きた、身内が殺人を繰り返しているなかでタイムリープをする夢。

 

天気が良かったから出かけようと思って、布団を出て衣服を着る。まだ明るいのにどこに行ったらいいのかわからない、でも明るいうちなら歩くだけで気分がいいから、だから明るいうちに出かけよう、と考えている間にずいぶん暗くなったから、一念発起してコートを羽織ったところで動けなくなったまま、3時間ほどが過ぎて21時前。衣服が重たくてすっかり肩が凝ったし、出掛けようと思ってもどこに行ったらいいのかわからなくてうずくまるしかない。当然真っ暗で気持ちもひどく落ち込んでいるし、とにかく一から百までが気に喰わない。

 

自責をするのは自分の趣味嗜好なのだと思っていないといよいよ笑えない。無力だなんてわかっている、それでも自分が悪いものだとしか考えられなくて、これ、これを認知の歪みと言います。こうやって無知の知ぶったって無駄でしかない、わたしは愚かだ、早くくたばって欲しい、わたしのために。さっさと意識でも失ってくれぐれも他のひとに迷惑をかけることなどないようにしてくれ。愚かな脳が黙る、万人に対してプラスとなる最良の選択肢じゃないか。なあ、わたしはいつまでこんな稚拙な発想をし続けるんだ?

 

玄関まで行くのが面倒くさくてベランダから飛んだらどれだけ楽かと考えたけれど、窓の鍵を開けるのも面倒くさい。どうにかこうにかイヤホンを耳に突っ込んで正しくドアを出て、行く場所がないからふらふら歩きながらこれを書いていて、我ながら笑えてくる酷さである。喉に吐瀉物詰まらせてくたばってしまえ。

どうせここには誰もいない。わたしの感情があるだけだ、考慮されず放置された未処理の感情、不明の書類ファイルとしてストレージを埋め続けるごみのようなこれ。トドメを派手にくれ、なんて贅沢は言わないからさっさと消去して欲しい。

 

「考える苦しみを存分に味わってから死ね」、わかってるよ、そういえば君も生死が不明らしいじゃないか。もし死んでるんだとしたらおかしいね、わたしは君よりも味わってやる。絶対に分けてやるもんかよ、分けてやるもんか。

 

みんなが少しずつ分けてくれることほぎ、祝いや呪いが降り積もって頭も身体も不自由だ。ああ、やっぱりトドメは派手にくれ、全部がきちんと燃えてなくなるように。