15:54

 

ひなたぼっこしながらうたた寝したいしそのまま溶けて終わりたい、ひなたもなければうたた寝する余裕もない、足湯みたいな顔してるマグマだね。声に切手を貼れたらいいのに、ああでも住所知らなかったら同じことか。少し枯れた声を閉じて、柿を3つ積み上げた。身体も言葉も選ぶ先には不十分で、頭から浴びたら全部まるく解決する気がしないでもない。おしまい

 

21:51

ふと思い出した、わたしがあのときどう祈ったのかを。
必要ならば自分が苦しみますと言ったんだ、それで救われるのならばいくらでもいいです、わたしが引き受けます、そんなの絶対に嫌だけどそれでも救いになるのならそれで構いませんと。おそらくきっとあの願いは一旦叶っている。わたしはちゃんと考えて、覚悟を持って口にした。思っていた苦しみではないけれど、想像の範疇以上のことをきっちり引き受ける程度の度量はある。わたしはまだ死んでいない。やって。