手首を握れば樹海はチルチルチルアウト


THE NOVEMBERSのワンマンを観てきた。いつか観る機会あるだろうと思ったけれどなかなか巡ってこないので、えいってゆって行ってみた、よって初めてでござい
凄く好きなわけでなく、そう、なんだか今回観なきゃいけない気がして、不意に美術館に行ったり映画館行ったりするのと同じ感覚で、何気なくチケットを取った。そんな感覚でワンマンライヴを観たことはなかったよ
実はライヴ前に聴き込もうとヘッドフォンにダイヴしては苦しい思いをしていたよ、NOVEMBERSには裸にされる感じがする


ひとことでいうと、胸が痛いライヴだった。暴力的、胸の中を引っ掻き回される感じで、終始涙止まらないの
ドラムとベースが気管支一杯に音を響かせて息ができない。苦しくて、苦しくて、苦しい。NOVEMBERSは苦しい。音源聴いてて、あー苦しいなと思うのだからライヴも当然のように苦しかった
ふと観に行かなきゃいけない気がした、というのはあれだ。苦しくなるってわかってるのに観てしまうリリイ・シュシュにとても良く似た感覚
彼らは抽象的に負のオーラを纏っている、曲は負でもないのに人の心を負にする術を知っている。途中で意識が内に向いてしまって、よく覚えていないよ


本編終了、「あと1曲やって終わります」終了、そこからの更に追加アンコールで眩暈の動悸の。
カポの配置で曲がわかって、そこから音が鳴るまでのほんの数秒間酷くくらくらして、演奏が始まって安堵と号泣
「バースデイ」、これを聴きたくてきたようなものだったものだから、
こんなに精神的に苦しいライヴは初めてだったな、不思議だ。感傷的SGILL、また観たい、もう観たくない、観たい。痛い。観たい。
自分が思っている以上に、わたしはNOVEMBERSに思い入れがあったみたいで、本当にずっと泣いていた。どうして泣いてるのかよくわからなかったけれど、ライヴ後周りの女子の化粧が揃いに揃って落ちていたから、みんなもきっとそうなんだろゥ


印象的だったMCは「無気力をコミットメントする」ということについて。これを言ってくれる人をわたしは待っていました。有難う
開演と同時に前の方に押し出されて4-5列目まで突っ込んでしまって、これでモッシュとか大丈夫かーと思っていたら、案の定ひとり倒れてしまった方がいて、でもそこからのファンの対応が素早くて感心した。曲中でも手を挙げあって周りに指示を出して起き上がる手伝いをしていた、演奏中のバンドマンに迷惑掛けることもなく慣れた対処。NOVEMBERSのファンは素敵だなあ、ほっこりした。
ただ「アマレット」の曲中に高い声で堂々とお喋りを、きっと興奮して言葉が零れてしまったのだろうと思うのだけれど、話している方がいて、それだけが残念だった。しー!ってやってしまった。そのしー!五月蝿いんじゃないの?とか思いながら


今日が苦しいライヴだったとしたら、昨日はとてもハッピーなライヴでした。あとで昨日の日付でexpop日記も書こうとおもいまーす。アンテナがおかしいことになったら御免なさい
昼間に掻き毟った部分が滅茶苦茶痒くて困っている。ちゃちいな!みみず腫れ嫌いー


とりあえず拾ってきたセトリ


01.philia
02.chil
03.僕らの悲鳴
04.she lab luck
05.アマレット
06.ブルックリン最終出口
07.ewe
08.mer
09.chernobyl
10.echo
11.para
12.dnim
13.keep me keep me keep me
14.ガムシロップ
15.Arlequin
16.こわれる
17.白痴
18.picnic


EN1ア_-オ

EN2バースデイ