見上げればそこ大きな月夜の中


少し間が空いた。試験前・レポートの時期でわたついている。体調は悪くはないけど元気でもなく、要するに少しバテている。

先週はケラ&ザ・シンセザイザーズと新宿ゲバルトを見に行ったり、大槻ケンヂ弾き語り(ゲストにケラさん・三浦俊一)に見に行ったりした。
舞台というのは。

とても尊敬しているお姉さんがいる。彼女の見る目、作るもの、舞台に対する姿勢が好きで、憧れている。丁寧に見つめたい、と思う。
「消費のミュージック」という言葉をよく使うけれど、消費が悪いとは言えない。ただ、消費してばかりでは、怠惰で消費するのはいけないって。つぶさに見るのだ、消費しないで切実に受け止めてゆきたいじゃないか。

次はこれに行きたいな、と思っている。
http://www.cinra.net/news/2012/06/04/125914.php


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日曜日、入院している友人の元へ遊びに行った。同じ病気で入院したことがあるのだが、痛みも苦しみも何もなく、本当に退屈なのだ。その病院までは電車で2時間掛かって、その間酷く電車に酔った。久しぶりに足を踏み入れた入院病棟はひやりとしていて、静かで、懐かしかった。
夏は入院病棟で過ごしてるイメージが強い。12歳で食あたり、14歳で声帯ポリープ切除、16歳で顔面神経麻痺。18歳はちょっと違うけどベッドから起き上がれなかったりと酷い体調だった。20歳は救急車デビュー。一晩だけ入院した。
その12歳、14歳、16歳はいずれも夏だった。だから夏と言われると病棟の感じを思い出す。今年は22歳。今まで偶数の歳のときに入院してきたが、今年は入院するだろうか。健康でありたいけれど、たまに恋しくなる。ただひんやりしているだえの空気。病棟に遊びに行ってよかったなと思った。


首筋にさながらキスマークのようなものがある。夏の虫。