ディープストロングガノフ

 

突然気がついたんだけれど嫌なことは嫌って言っていいし断りたかったら断っていい。断って殴られるのは怖いけど殴ってくるひとってたぶんそんなに多くない。たまにいる、いなくはない、怖かった、でもだからなんだという気もしてきた。相手が否定されたと思うのではないかとか、そんなのわたしが考えることじゃない。少なくとも自分をゴリゴリと否定して考えることじゃない。こんな当たり前のことができなかった、知っているのに理解が難しいから表出しなかった。したくないことはしないと宣言し、割愛、理解した。来た見た勝った。好きな言葉だ。

自分はやわじゃない、殴ってくるような品のないなまものに脅かされるような精神は持たない。骨は折れるし痣もできるだろう、それでもお前らはわたしの精神には関与できない、させない。傷ついてやらないし傷ついてもすぐ治癒する、きっちり泣いたとしても涙はそのまま水絆創膏のように傷を覆うから、肺に刺さった骨を抜いてヒュウヒュウ音を鳴らそうねと、引き攣った呼吸音で徹底的に野次を飛ばして差し上げる。

 

この女の肉体をひとつ持っている、このいきものの命をひとつ持っている、どう使おうが誰にも文句は言わせない。こんなものを欲しいなんて誰にも頼んでない、それでも持たされてここに立つように促されたから木曜日の午後に泣いたのだ。この器をどう使おう、好きに使っていいのだ。やったね。これでもっと戦える。ひとを置いて走れよ、いいかい、ひとがくだらない策略を張り巡らせて身体を重くするくらいなら、とにかくひとを置いて走るんだ。動物を信じている、反射、直感、野生、そういったものを信じているから。そして同時にあなた方の動物をナメてもいないということ。にんげんでしかできないことをして、動物でしかできないことをする。

 

「お前ら」と「あなた方」で指すものが違う、でもその対象を明らかにすることが目的ではないから言及する必要はない。あなたは自分をどちらだと思いますか、どちらでもないと思いますか。

 

自分の言語でしか話ができないというのは、つまり自分に肉薄するために言語を変形させてもいいと思っているのだろうか。他者から理解を得ることは難しいかもしれない、簡潔に言い抜くつもりもなさそうだ。みんなそれぞれ違う言語を持っているはずならわたしはそれを見たい。フィジカルな言語で触れ合いたい。討論するつもりがなく、プレゼンするつもりもない。既存の言葉では自分に沿わない、縫い添わせる訓練よりも裁断し組み上げるほうを知らないうちに選んでいたみたいだから、やめるつもりもないですし。

 

序破急天誅殺意の森だ、この殺意に何を賭けよう。死ぬほど好きならきちんと死ね。簡単なことだ安心してくれ、きちんと死ぬ。この殺意に愛をBETして、BADにBEDでCOOLにYEAH(※飽きました)

 

わかったと思うけれどdarlin' i love you、わたしはいまとにかく世界を祝福しているってこと。