波と波はぼやけて折り合う

 

▼210528

定期的に阿佐ヶ谷に行く面倒があるけれど、終えたあとに高架下を歩いて高円寺に抜けるのを楽しみにどうにかしている。もっと言うと阿佐ヶ谷駅前のセブンイレブンで買ったチューハイを飲みながら音楽を聴きながら歩くのが好き。

大概Big-Aに着く前には飲み終わっているのだけど、あそこのプライベートブランドか何かの安チューハイは本当にいかにもな粗悪そうな安チューハイの味がするからスルー推奨。
どうせすぐなくなると見越してロング缶を買ってから歩き始めたのにやっぱりBig-Aまで持たなかった。缶チューハイ1本で酔うことなんてそうそうないのだけれど、歩いていると少し酔いが巡りやすいみたいだし、そういう意味でもスルー推奨。

七つ森の硬いプリンが食べたいと思いながら、パルを抜けてルックに入って、七つ森も通り過ぎて、結局新高円寺のあたりまで行ってからまたルックを抜けてパルも過ぎて、中央線に乗って帰った。
高円寺にはろくでもない柄シャツがたくさん並んでいて嬉しい。ろくでもない柄シャツが大好きだ、素敵なものはたくさんあったけれど、着る分は既に足りているから眺めるに留める。

新宿を越えて東京まで行ってうろうろと散歩。遅い時間になるとひとがほとんどいなくてそれなりに驚くなど。

 

 

▼210529

OGRE YOU ASSHOLEのワンマンを見に行く、15周年ライブだというのを見かけた瞬間、日付も見ずに思わず取ってしまった公演だ。

OGREを初めて見たのは2007年4月下北沢Queで、2008年には足繁く行っていた気がしている。最後にワンマンを見たのはおそらく2009年だと思うから12年ぶりだ。フォグランプが出たあたりから興味がそれてしまってあまり行かなくなった。変なリフでキャッチーな曲を作るといった印象から離れてしまって、とにかく格好いいのだけれど好きなOGREじゃなくなった。とにかく格好いいのだけれどね、平出さんは脱退してしまったし、気づけば馬渕さんはムスタングではなくSGになっていたし。
とはいえたまに見ては格好良くて、でもその分好きなOGREでないことも淋しくてもうずっと足は遠のいたままだったから、チケットを即購入した自分に驚いた。

どうあってもやっぱり格好いいOGREのワンマンは、知っていたけれどやっぱりとても格好良かった。曲と曲の境目は溶け合ってずっとミラーボールが回ってのユーレイは本当に嬉しかった。

 

彼らがEASTのステージに立っているのを最初に見たのは2008年のnest fesのときだろうか、あのときもメインステージだったな。

アンコールでサブステージの方から音が鳴り始めたときの気持ちったら、隣の方は幕があがってもサブステージの存在に気づかないようだった。今だってあの頃のnestがわたしは大好きだから、随分たくさんのバンドがいなくなってしまったけれど、OGREは紛れもなくあの日nest fesに出演したバンドなんだよなあ。
サブステからひとりずつメインステージに移動する演出。メインステージでひとりでギターを弾く馬渕さんはヒーローみたいな出で立ちでブチかましていて快感だった。

ずっと格好良くいてください、という願いに応え続けるのはとても難しいことなのでしょうね。2008年辺りって記憶がほとんどなくて、だけど彼らが格好良くいてくれさえすれば当時も背骨がちゃんと通っていたのではないかと安心できそうだから、漠然とそう願います。いい夜でした。

 

 

▼210530

寝起きを何度も繰り返していっぱい寝た、12時間以上寝た。ちょっとここに書くのは恥ずかしい夢を見たのを最後に起きた、抱き上げられる夢でリアルな身体感覚も伴っていたし本当にそこにいるのかとさえ。結構覚えているものだと感心したし、覗き込みたくなった。あと関東はまだ梅雨入りしていないことにようやく気づいてちょっぴり恥ずかしい。昨夜ピルケースに足したばかりのロキソニンがなくなってしまったので再度足して眠る準備をしている。