さめない髪の

 

「明星」という品種の梅があると知ったのは5年前。美しい名前を貰った梅を見てみたくて植わっている公園を探して行ったのに樹が見つけられなかった。それがずっと心残りだったのだけれど、ふと思い立ってもう一度同じ公園に出掛けたら探していた樹があっさりと見つかって拍子抜けした。梅を見るのにはきっと最後の週末、やたらと暖かい日だったから駅のコインロッカーにコートを預けた。肝心の明星の樹は結構高くて立派で、あまり目線の近くに花がなかった、爪先立ち。八重咲きの大きな白い花。
梅は横顔がいっとう好き、薄くて開いた花弁からすっと伸びる花糸が凛として、華奢なのに強い印象で。園内でジンジャーシロップとスパイスの効いたココアを飲んだ。天気のいい日で、駅のロッカーにコートを預けてきてよかったと思った。

翌日は小さな植物園へ。レトロな温室が今月末で閉まるという報を受けてのこと、随分昔にきたことがある場所のはずだった。まず芝生でお弁当を食べてひなたぼっこをした、崎陽軒のお弁当だ、誰にも咎められない贅沢だ。すっかり眠たくなってしまう前に立ち上がって園内を歩き始める。
椿展と称して様々な品種の椿が並んでいるところで出会ったおじいさん(サボテンなんかも自宅で交配させているらしい)がなぜかガイドをし始めて、今月の頭にはここに花が咲いていて、去年はここにも木があったが切られたようだ、などと温室内の見慣れない姿かたちの植物を紹介してくれる。温室の外でもあそこには何があって、と教えてくれるから閉園までいた。ネーブルの樹には実がたくさんついていた、無性に食べたくなったけれどスーパーでは見つけられなかった。それからやる気のないクジャクを3羽みた、ひきずって歩くくらいならその羽根をわたしに頂戴よ。


啓蟄の時期は眠りが浅くなったり眠れなくなったりする、気がする。少なくとも最近はそう。なかなか寝付けないし、夜中に何度も何度も目が覚める。花粉なのだろうか、喉の異様な渇きで飛び起きることを2時間弱起きにした日もあった。

生まれて初めてだと思う、両手が床にぺったりついた。

 

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食べたいものを我慢するより、興味ないものをなんとなくで食べるのをやめるほうがいいと思う。
ということは「食べたい」を、つまりは欲を自分である程度見極める必要があるな?ということでAmazonウィッシュリストを作ってみようと思いたったので為した。欲って意外と難しい。特にプレゼントされる理由もないけれど、なんだか自己紹介のようで面白かったので載せてみようと思います。
これが今のわたしの欲です

コメントなんかも載せられるのでオススメとかにも使えそう、欲しいものが一括で管理されてるのはただ便利ですね。プレゼントしなくてもいいので見てください、そしておすすめのものがあったら教えてください。ここにはコメント機能というものがあります、そしてわたしはそれをウィッシュリストに入れるのだろう。

 

温かいものを口にしたくて、牛乳入れてチンするとチーズリゾット風になるオートミールウィッシュリストに登録したので興味ある方は是非)を好んで食べているのだけれど、容量が少ないので大入りのオートミールを買ってみたらこれがおいしいので可能性を探っています。あとせんじがら(ウィッシュリストに登録)、大好き。せんじがらが好きだって誰彼かまわず伝えたい。
いちばん欲しいものは買えない。わたしだってAmazonに陳列されていない。

新月の夜も月夜であることに変わりはないんじゃないかと思ったけれど辞書は引いてないから定義的にどうとかそういう話はわからない。


そしてわたしはあなたのことをやっぱり今日も好きだった。