いいから続けて、話を続けて

 

太陽がくすぐるラメと偏光、夜闇に紛れた毛は白日のもと乱反射して白く光るからつまんで弾く。命を預かっていた。シベリアンハスキーと同じ向きの鼻先を確認する。わたしは自分の口角が好きじゃないってやっとわかった。
満月の横にある明るい星はきっと惑星と決め打つ A.木星

 

金輪際考えないよ
考えたらだめだってわかる、わかるのに迷い込む、落ちる

四方を囲ませてぎらぎらと血管をひとすじ添わせる赤い文字。そういうものを配置してゆきたい。ジャンガリアンハムスターほどの大きさしかない心臓が浅く多く打つから吐き気がしている。脈が多い分には対して問題にならないけど、浅いと息ができなくて苦しいね。

知らないひとが泡盛を飲ませてくれる海に続く川のほとり、相槌を打ちながらそのひとの話す祖父とやらが著名な方であることに気づいて20000歩以上笑ってた。泳ぐペンギンより歩くペンギンが見たい、壁に押し付けるくち。膝に押し付けるあたま。いずれにせよバグってる。

ランチュウには少しひとかたならない思いがあるけど、この思いはわたしのものじゃない。だけどどこかで誰かの思いを写し取ってきたのだろうわたしの思いはわたしのものだ。

トラガスを落としてるって気づいた今

自撮りで写真を撮ろうとしているひとを見つけたら「撮りましょうか」と声をかける、あの簡単さでみんなに声をかけることができたらいいのにね。ああ、もしかして他のやりかたがわからないのか。死刑台についたときに読んでいた本に栞を挟む。その行動も美しいと思うが、小さな仕草を目ざとく見つけて口伝したひとだって口伝されるくらい美しいって思うから。