危険度は純度の高さに比例する


一昨年くらいまでセブンイレブンに並んでた「ゆずれあちーず」みたいな名前のゼリーカップ入りのデザートが好きだったんだけど今年も見ないからコンビニスイーツを好きになるの嫌。「ミルクたっぷりとろりんシュー」は好きだったけど、随分前に新しくされてそこから先のシュークリームは特に興味ない。

 

自分の怖い部分はわたしだけが知っていればよい、ビタースイート、いつも自分だけが壊れてしまえばいいのに。抱え込んだ傷に塩も色も塗り込むつもりはない。迷惑をかけることが怖い、その望みを口にするまでだって半年以上がかかったし、結局叶ったとは言い難かった。さみしいね。願望は口にしてはいけない、叶わないと哀しくなるから。感情もしかりだ、無下にされると痛いから。

言えない願望や感情ばかりが身体の中に折り重なって傷んでゆく、生まれることさえできなかった墓場直通の牢獄、腐らないように掻き混ぜ続けてどうにかしている。吐けたらいいのに。喉に指を突き立てて、そうだ内側と外側がひっくり返ればいいのかと思い立って自分に乱暴をしたくなる。自分を犯し続けるだけの媒体としての自分が欲しい、ただ酷いことをしたい。最後には内臓を開いて成り代わってあげたい、せめて臓器の色が綺麗だといい。もっとぬるい体液で部屋中を汚して欲しい。公衆トイレにスケルトンブルーのプラスティックの何かを投げて帰る。

 

せめて自分は誠実でいなくては何も信じられなくなってしまいそうだ。自分の未来を狭めても誠実でありたい、怖いなあ、でもちゃんとやらなくちゃ。置いていかないよと笑ってくれたひとはいないのだから自分でもっと走る必要がある。

「Tank!」を聴きながら雨の隙間の夜を歩く、左耳の辺りで鳴っている弦を弾く金属音が好き。