ね込に混

 

萎縮のあまり息ができないのは久し振りな気がしたけれどそうでもない。あの場所はわたしのなかで哀しい思い出が詰まる。終わる場所、終わりが見える場所。でもそこから転じて今がもつれている。どいつもこいつも好きじゃない、誰も彼も愛してる。何も嘘はついてない。ひとりにさせて、繋がっていて、繋がっている。わたしが繋げ続ける。あなたは笑って切った、血で染まる糸を拾い上げては親指と人差し指でこねて玉を作る。

終わりの切れ端さえも掴む、リベロみたいな気持ちでいるけれどたぶんそれはわたしじゃないひとがやってくれている気がする。心臓のかたちが先天的に少しだけ。よくある話。あなたが死んで見えた話。

 

上がってる曲だとこれがいちばん好き。気に入ってくるくる聴いている。

sanetii - アメイジンググレイス